今のところ、美容室の新規出店のクライアントさんはいないのですが、知人が多店舗展開していてすごく調子いい(そう見える?)ので、逆に新たに独立してやっていこうとする若い人の目線になって考えてみたいと思い立ちました。
美容室って、結構新規出店がありますよね。それと同じくらい、あそこのお店なくなったんだな。なんてこともまた結構あります。経営者の高齢化による閉店とかも島根県は超高齢化県ですからたくさんあるんでしょうけど、多くはやはり経営不振によるものでしょうね。
せっかく起業するのであれば、できれば成功したいものですが、なかなか思い通りにいかないのが経営ってものです。
現実的な売上計画は立てていますか
まずは、どんな人が若くして新規に美容室を独立開業するのか考えてみました。
おそらく、何年か大手美容室や人気店で働いて、独立しても最悪自分一人は食っていけるほどの固定客は付いているでしょう。また、店長やマネージャーなどを経験し、お店のお金の出入りをある程度見ていた経験があるはずです。美容室という業態の、全体像がだいたい把握できたという自信のもとで独立に踏み切るんではないでしょうか。
そんな経験を元に、「固定客は○人は堅いから、あとは新規を○人開拓だ。客単価が○円とすると、月の売上は○円ぐらいになるだろう」というように売上計画をおそらく立てるのでしょう。
次に、実際に出店してみるとどうなるでしょうか。開店当初はご祝儀相場もあって、見込んでいた固定客&紹介による新規のお客があって、予想を上回る売上が得られるという場合もあるでしょう。運とセンスがあって、このままサクセスロードを一気に突っ走っていく人もあるかもしれません。しかし、多くの美容室オーナーさんは、その後の停滞によって集客に頭を悩ませる日々を過ごすことになるのではないでしょうか。
「こんなはずじゃなかった!来月の支払いどうしよう!?」
という悲しい展開も実際あると思います。
この悲しいパターンの要因を分析すると、次の3つのうちのいくつかを組み合わせたものになります。
- 新規客が計画を下回る
- 固定客が計画を下回る
- 客単価が計画を下回る
※全部上回っているのに資金繰りが苦しい場合は別問題ということで今回は無視します。
1つだけならまだしも、全部が当てはまると大変ですね。一刻も早く改善しなければ、危機的状況が迫ってきます。
経験に基づいた皮膚感覚はこのへんが限界なんです。ちゃんとマーケティングに基づいた集客戦略を立てて、行動する必要があるんです。いくら腕に自信があってもこれを勉強しないと、実は経営なんて無理なんです。
いきなりそう言われてもどうすればいいのか。。。と、途方に暮れてしまいそうな方は、ぜひともソーシャルメディアを使った集客に取り組んでみてください。
ソーシャルメディアを使って集客
ソーシャルメディアマーケティングでは、
- 見込み客発掘
- 新規客獲得
- リピーター育成(客単価アップ)
を、論理的かつ戦略的に行うことができます。
ざっくり言うと、
「商圏人口に対してターゲットは何人だから、いくらの広告費を使えばどれだけに認知される。そのうち何%が来店するかをアップさせるにはどこをどうするか、はっきりさせる」
ことが可能になります。
具体例で行くと、
”松江市のfacebookユーザーで、20歳~45歳の女性で既婚(未婚)である人をターゲットと設定すると○○人”
というデータが表示されます。完璧な精度ではありませんが、独力では知り得ない「情報」です。
そのターゲットに向かって、自分で仮説を立てながら広告やアンケートなどのアクションを起こすことも可能です。コストも自分でコントロールできます。
ローカルの事業主さんこそ
従来、島根・松江の個人・小規模事業者さんたちは、リアルな「口コミ」発生に運を任せて事業を営んでこられました。せっかく若くして起業した方は、先人の知恵も大事ですが、最先端のビジネススキルを学び、実践してほしいと思います。
現代では、ソーシャルメディアというローカルビジネス必勝の武器が存在しているんですから。
「知らない・よくわからない」で敬遠して、せっかくの自分のお店を失ってしまうのは、とっても損だと思うのです。
自分に投資して、未来を切り開いてください。
参考:i:sh[ソーシャルメディアマーケティング・コンサルティング] http://markshimane.com/business-description/smm-consulting/